福岡県小学生バレーボール連盟は「一つのチーム」 

 

福岡県小学生バレーボール連盟  会長 川島利勝    

 

 福岡県小学生バレーボール連は昨年「40周年記念事業」を成功裏に終えることができ、50周年の節目に向かって歩み始めました。 前倉光会長は創立当時から福岡県小学生バレーボール連盟の運営に携わられ、当時の役員の皆様は、手弁当で現在の福岡県小学生バレーボール連盟を築き上げてこられたとお聞きしております。前倉光会長は、現在の福岡県小学生バレーボール連盟を創りあげてこられたた「最大の功労者」のお一人です。前倉光会長を見れば福岡県小学生バレーボール連盟と、一目でわかる「ミスター県小連」です。このような倉光会長のあとを受けて、この歴史と伝統ある組織の会長を務めることになろうとは、40年前にバレーボールの指導を始めた時には考えもしなかったことが今、現実になっています。戸惑いと不安が交差し、諸先輩の方々が築き上げられた歴史の重みで押しつぶされそうな気持になっておりますが、福岡県小学生バレーボール連盟の関係者すべての皆様のご指導、ご協力をあおぎながら歩を進めてまいりたいと思っております。
 新型コロナウイルスの感染症に注意を払いながらの運営が続いてまいりますが、温故知新「古きを温ねて新しきを知る」、今までの役員の方々が築き上げられてきた功績を大切にし、一つでも新しいものが積み上げられるように運営に努めてまいります。
 「ど真ん中に子どもがいる」福岡県小学生バレーボール連盟として、バレーボールを通じて「人間力を育てる」役割を担っていきます。「ど真ん中に子どもがいる」運営を目指し、理事会で決定されました事業計画を一つひとつ成功させていくためには、県下6地区の役員、指導者、保護者の皆様方のご協力は欠かせません。福岡県小学生バレーボール連盟は「一つのチーム」として、皆さま方のより一層のご理解、ご協力をお願いいたします。
 最後になりましたが、ご指導いただいております一般財団法人福岡県バレーボール協会をはじめ関係各位、協賛各社の皆様に感謝申し上げ、変わらぬご支援を節にお願い申し上げます。

令和5年度 会長就任のあいさつ



 翔べ 子供たち 夢・開道 

 

福岡県小学生バレーボール連盟 名誉会長 倉光嘉一    

 

 福岡県小学生バレーボール連盟が創立40周年を迎えました。 1982年(昭和57年)10月24日 一般財団法人 福岡県バレーボール協会をはじめ関係各位、ご指導ご協力のもと博多女子商業高等学校(現 博多女子高等学校)体育館に於いて設立総会が開催され、福岡県下6地区の小学生バレーボール団体とチームを統括し、小学生バレーボールの普及と発展を目指し創立され、今年度40周年を迎えることができました。故 三浦巨晃先生(元理事長)を筆頭に検討を重ね、議論を尽くし、
 初代理事長 倉光敏一先生のもとで組織作りに取り組みました。そして1991年 初代会長に吉永品太郎先生をお迎えし、たくさんのご支援をいただきながら今日を迎えることができました。
 当初は、設立準備を少ない人数で予算もなく、文字通り手弁当で取り組んでまいりました。目指したのは無限の可能性を秘めた子どもたちに次の世代へとつなげて欲しいとの思いから「バレーボールを通じて人間形成」を図ることです。

 そのための「指導者養成」と後任の「コーチ」「審判員」など指導のための資格取得を進めてまいりました。そして、福岡県小学生バレーボール連盟の理解を深めてご協力をいただくと共に、連携を図るため「福岡県下6地区三役との懇談会・研修会の開催」「福岡県下6地区の保護者との懇談会・研修会の開催」を行っております。
 これらは子どもたちのために志を同じくする「共志」。仲間と指導者・保護者・協賛社など、皆様のお力をいただき協力し合い育てていく「協育」。そのことで指導者も保護者も共に育つ「共育」。を目指す活動です。願いは子どもたちの夢のために、その思いを一つに、その道を一緒に歩むことです。

 コートもベンチもスタンドも「ワン・ツー・スリー」と大声でボールをつなぎ合った時代が、懐かしく思い出されます。今では、競技力は格段に向上し「全国大会」「九州大会」で沢山のチームが活躍し、素晴らしい成果を残しております。
 福岡県小学生バレーボール連盟の大会では、全登録チームが予選なしで参加できる「福岡県バレーボール小学生大会」(オープン大会)、福岡県小学生バレーボール連盟の各県大会上位チームを除いた「とびうめカップ」(とびうめ国体を記念して始められた大会)、下級生の為に「U−10交流キッズ大会」「ソフトバレーボール大会」、福岡県小学生バレーボール連盟の各県大会上位チームにより、その年度のトップを決定する「福岡県選抜大会」、そして3月には「新人大会」と福岡県小学生バレーボール連盟は、子どもたち全員が活躍できるよう、きめ細かな活動を行っております。平成26年より男女混合の部が新設されチーム人数の減少により男子の部、女子の部で参加出来ない選手に出場の機会を与える事が出来るようになりました。
 子どもたちの健全育成のため「しつけ」と称し、勝つための手段として行われてきた体罰についていち早く「暴力、暴言の排除」に取り組み、全国で一番に宣言しました。近年の少子化によるチームの減少、メンバーの減少を考えると、少子化対策に取り組みながら、
 そしてこれまで経験したことのないコロナ感染症対策という難しい状況の中で、子どもたちのために活動をなさっている指導者の皆様、それを陰で支えてくださっているご家族、地域の方々。創立以来40年間、ここまでこられたのは皆様のおかげです。そして何よりもこれまでの活動や大会に、ご参加をいただいた、歴代のたくさんの子どもたちのおかげです。皆様ありがとうございます。引き続きご支援をお願い申し上げます。
 終わりに、私は設立へ向けての準備段階から40数年に渡り、福岡県小学生バレーボール連盟の活動に携われたことを、大変光栄で幸せに思っております。これからも微力ながら、福岡県小学生バレーボール連盟発展のため、お手伝いをさせていただく所存です。
 皆様には、これまでのご理解とご協力に心より深く感謝申し上げますと共に、益々のご発展とご健勝を祈念いたします。最後に40周年記念誌発刊の編集・執筆に携わった皆様に対し、深く敬意を表し発刊のご挨拶とさせていただきます。

創立40周年記念式典及び祝賀会より